ホームページ制作

飲食店オーナーが知っておくべき!ホームページ制作のコツとは【やることリストつき】

2020年2月12日

飲食店をもうすぐオープンします。ただ、まだホームページまで手が回っていなくて…。知識もないので、何を準備すればいいのかがわかりません。
今は簡単なテンプレサイトやワードプレスがあるので、初心者でもホームページを作りやすくなっています。ただ、実際には1人で全部作りきるのは難しい側面も。最低でも1ヶ月は制作期間と考え準備しましょう。

飲食店のホームページを作りたいけれど、仕組みもやるべきこともわかっていない。制作会社に頼む場合、30万と高額になったり、納期が2〜3ヶ月とかかり、開店間近だと間に合わない可能性があります。

そこで今回は、WEB制作会社を経営している私が、

  • ホームページを依頼できるのはこの3つ
  • 制作時におさえたいコツを伝授
  • いつからお願いすればいいか

を中心に、飲食店のホームページ制作時に初心者でもまず知っておくべきことをまとめます。

ホームページ制作はワードプレスが一番簡単

他にも選択肢はありますが、一番コスパがいいのがワードプレスで制作する方法です。迷ったら、まずはワードプレスを選んでおけば間違いないです。主な制作方法として、以下3つの場合の金額と納期を比較します。

テンプレートサイト *1 ワードプレス WEB制作会社
総評 [star rating="3"] [star rating="5"] [star rating="2"]
初期費用 ○ 0円 ○ 1万円 × 10〜30万円
年会費 △ 1万円 ○ 0.5万円 × 会社よる
納期 ○ 最短1日 ○ 1週間〜1ヶ月 × 1ヶ月〜2ヶ月

*1 wixやjimboなど

費用面で見ると、制作会社に依頼する場合が圧倒的に高いです。開店時期は何かと物入りなので、できれば費用は抑えたいという人も多いのではないでしょうか。

そうなると、画像や文章をあてはめていくだけのテンプレートサイトか、様々なテーマを選べるワードプレスかになってきます。初心者でもわかる手軽さで言うと、テンプレートサイトの方が上のような気がしますよね。

実はワードプレスは今やかなり多くのサイトで導入されていることもあり、マニュアルや解説サイトがかなり充実しています。そのため、使いやすさで言うとテンプレートサイトとそこまで遜色ありません。

また、テンプレートサイトはランニングコストがかかるため、結果的に高くなることも。ワードプレスの場合は、初回にテーマを購入するお金がかかるだけで済みます。

飲食店のホームページは継続して使っていく前提なので、ランニングコストは結構痛いですよね。ワードプレスは初期費用以降、お金がかからないのもポイント。結果的にコスパ良く制作できます。

制作のコツ1:最初からクオリティを求めないこと

テンプレとかワードプレスだと他のサイトと似たり寄ったりで、あんまりオリジナリティが出せなそう…。せっかく作るなら、うちの店舗とわかるようなこだわりのサイトにしたいんだけど…
ちょっと待って!開店直近な今、まず必要なのはホームページが存在すること。クオリティは後からでも改善していけます。

もちろんオリジナリティを一番出せるのはWEB制作会社にゼロから依頼する場合でしょう。ただし開店時は忙しい上、かけられるお金も少ないのが実情。制作会社に頼む場合は、費用も納期も結構必要になってきます。

例えば飲食店のホームページを多く手掛けているフードデザインによると、打ち合わせから納品まで3ヶ月かかり、費用も10-30万円ほどかかります。どうしても最初からこれだけの予算を用意するのは難しい場合も多いですね。

WEBサイトの良さはいつでも更新・改善ができること。まずは質が低くても、ホームページを用意しておくことが先決です。ワードプレスで制作してから、落ち着いたタイミングで改修しても遅くありません。

お客様との接点を逃さないために、食べログの無料会員にはなっておきましょう。

制作のコツ2:掲載しておくべきなのは5つ

では開店時には最低限、何を掲載しておけばよいのでしょうか?
基本情報はもちろん、食べログに載せられないものを意識するとよいです。

ホームページに最低限載せておきたいのは5つ。

■コンセプト

どういうお店なのかを伝えることで、他のお店との差別化を図ったり、ブランディングの役割も果たします。これは食べログなどのポータルサイトでは伝えにくい大事な部分なので、しっかり掲載しておきたいところです。

■メニュー・営業時間

このあたりはお店の基本情報なので間違いのないように載せておきましょう。意外と重要なのは、アクセス情報を載せること。できればグーグルマップだけでなく、道のりや目印がわかりやすいマップも掲載するのがオススメです。

■イベント情報

効果的なものは実はこのイベント情報。新規来店や、認知している顧客にイベント企画や、限定メニュー情報を載せましょう。

制作のコツ3:1ヶ月前から準備開始

ワードプレスの場合、テーマに沿って制作する場合はそこまで制作自体に時間はかかりません。ただし制作の前に事前準備が必要になるため、最低でもリリースの1ヶ月前には準備を始めたいところです。

制作スケジュール流れ

・1週間前 : ロゴ納品・サイトを調整する

・2週間前 : ドメインやサーバーを選定する・ホームページを制作する

・3週間前 : ロゴや写真、イラストを発注する・ワードプレスのテーマを選ぶ・使い方も確認する

・4週間前 : コンセプトを決める

ポイントは、ロゴやイラストの発注を早めにすること。デザイナーやイラストレーターなどに依頼するため、複数回のやりとりが発生したり、納品までに思ったより時間がかかることが多いです。依頼から納品まで、最短2週間はみておきましょう。

上記はワードプレスで自作する場合のスケジュールイメージですが、もし制作会社に依頼する場合は、さらに2-3ヶ月前には会社を選定して相談までしておくべきです。制作会社の場合、事前に人手を押さえておかないと、依頼を受けてもらえないケースもあります。

ちなみに、クラウドサービスで個人にお願いするのも手です。よく選定する必要はありますが、納期や金額面で融通してもらいやすいです。

いずれにしても、リリース日を死守するためには早めの行動が大切です。少なくとも2ヶ月前には準備を始めたいところ。2ヶ月あれば結構心にも余裕を持って進められます。

まとめ

飲食店のホームページを作るコツやスケジュール感についてまとめました。

  • 開店時に大切なのは、とにかくホームページが存在すること
  • コストや納期の面で比較すると、ワードプレスでの制作がベスト
  • ロゴなど外部に依頼する必要のある作業は、余裕を持って準備すべし

飲食店の開業にあたって、集客やブランディングのためにもホームページは必須です。ただし制作会社に依頼するには納期や金額面で難しいことも。今は手軽に割安で作れるワードプレスがあるので、ぜひ活用しましょう。

あとはとにかく早めに準備をすることが大切です。常に改善・更新できるのはWEBのメリットなので、最初から完璧を目指さずに、まずはオープンすることを目標にしてみましょう。

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