ひとえにカレンダーといっても、表示したい項目によって利用するプラグインが変わってきます
・定休日を知らせたい
・イベント情報を掲載したい
・予約機能を導入したい
高性能なカレンダーは設定が難しいうえに、ドキュメントが英語で書かれておりどのプラグインを選えばいいか判断がつきづらいはず。
そこでここでは、プラグイン開発者でもある筆者が厳選してご紹介します。
本記事の権威性
・元大手WEB会社のプログラマー
・カレンダー機能の作成経験あり
・プラグインの開発者
WordPressでカレンダーを導入する方法
選ぶコツは「やりたいことを事前にリストアップしておく」ことです。難易度別に分けてみました。
よくある機能例
- 休日・定休日をのせたい【難易度:★☆☆】
- イベント情報をのせたい【難易度:★☆☆】
- 予約機能と連動させたい【難易度:★★★】
- 出欠管理をのせたい【難易度:★★☆】
表示したい項目によっては、難易度があがり高性能のプラグインを選ぶ必要があります。
例えば、①定休日をのせるだけならプラグインは使わず、Googleカレンダーで充分です。既存アカウントからお店用にカレンダーを作ることもでるので、面倒な設定は不要です。詳しくみていきます。
その①:Googleカレンダー
Google社が提供しているカレンダー機能。個人で使っている方も多いかと思いますが、お店のカレンダーとして利用することもできます。利点としては、Googleアカウントがあればすぐに実装できる点です。
方法は簡単。発行されるコードをコピペするだけ。
html
<iframe src="..." style="border-width:0" width="800" height="600" frameborder="0" scrolling="no"></iframe>
できること
- 定休と休日の掲載
- イベントの掲載
- 複数イベントも可
実際に飲食店でも利用されています。
思った以上に汎用性が高いうえに、HTML知識が必要ないところが高評価です。
その②:Event Organiser
次に紹介するのは、ワードプレス内で完結する方法です。
「Event Organiser」の特徴は、イベント詳細ページを作成できる点です。ほとんどの場合、イベントをつくるときは詳細ページをセットで用意します。ですので、この機能は必須です。
リンクをクリックすると、詳細ページに移動します。
こんな方法も便利です。
毎週行うイベントをつくるときは、以下をチェックしておけば、一括で設定できます。
色分けしておけば、複数のイベント管理も可
・例1)カレンダーを表示する
html
[eo_fullcalendar]
・例2)ヘッダーの位置を変える
html
[eo_fullcalendar headerLeft='' headerCenter='' headerRight='prev today next']
その③:Attend Manager
「Attend Manager」は出欠管理ができるプラグイン。
時間軸で管理することができ、美容室やマッサージ店など複数のセラピストの出勤管理にむいています。
キャスト管理も同時におこなうこともできます。
その④:MTS Simple Booking
予約専門のプラグインといえば「MTS Simple Booking」。無料版と有料版があります。国産のプラグインでマニュアルが日本語で書かれている点が嬉しいところ。
最近サイトからイベント等の予約を受けたいという依頼案件が多いんだけど、毎回どうするか悩む
WPプラグインだとMTSSimpleBookingが有名かと思うけどクライアント様には操作が難しいみたい
なんか良い方法ないかなぁ— Riiiisa@会社勤めしたいフリーランス (@risa2819) July 2, 2019
WPの予約システム、MTS Simple Bookingビジネス版の作りが中途半端で結構大変。値段が安いので、そこまで親切なものは求めてないけど、さすがにテンプレートは分離してて欲しかったなぁ。
— TOMIZAWA Kan (@kantom) September 1, 2019
WordPressの知識が必要です。素人が設定するには難しいかもしれません、、。
とはいえ、予約機能に関しては無理にプラグインで実装しなくてもいいと考えています。理由は無料で使えるサービスが存在するからです。詳しく説明します。
ワードプレス以外で実装する方法
予約機能はワードプレスで完結しなくても、無料で利用できるサービスはたくさんあります。
WEB予約システム
- Airリザーブ
- RESERVA(レゼルバ)
- Coubic(クービック)
- SELECTTYPE(セレクトタイプ)
- SuperSaaS(スーパーサース)
これらは決済まで連動しており、予約機能を一元化できるところがポイントです。
ほかにも、「食べログ」「ぐるなび」があり、予約数に応じて料金が発生する「従量課金制」サービスもあります。
個人的には、ワードプレスで完結することを目指すより、自分のサイトの合う機能を満たしているかどうかが大事だと思っています。予約機能を導入したいときは一度こちらも検討してから決めることをおすすめします。
まとめ
最後にまとめます。
- Googleカレンダー:休日・定休日設定など簡易的に情報を掲載にむいてます
- Event Organiser:イベント特化型プラグイン。ワードプレス内で完結できます
- Attend Manager:出欠管理が得意。サロンや美容室向き。
- MTS Simple Booking:予約機能付プラグイン。
プラグインで選ぶなら、この4つから選べば間違いなしです。あと気をつけておきたいのは、デザインの拡張性です。
実際いれてみたら自社サイトのテイストと違う!とならないように、導入前にサンプルをみておくことをおすすめします。
上記からそれぞれの詳細ページを載せているので、デモページを参考にご自身の用途にあったモノを選んでください。