例えば、フォームを埋め込んだり、デザインを変えたりできないかな。と思う一方で、コストをケチってコンバージョンが下がるのも嫌…。どうやってフォームを作るべきか。
フォーム作りで重要なポイント。それは離脱させないこと
ユーザは「面倒なこと」や「違和感」にとても敏感です。そこでどうしたら離脱しずらいフォーム設計ができるか。このあたりを考えてみました。
この記事を書いている人
WEB制作をしているフリーランスです。ワードプレスのテーマやプラグインの開発をしています。最近は「meatup」というLP専用テーマの制作を頑張ってます。
LPのフォーム設計で、押さえておくべきポイントをまとめました。事例を出しながらできるだけイメージしやすいように説明していきますね!
やっていけないこと
ファームづくりにはやってはいけないことがあります。
- ページ遷移が多い
- 入力項目が多い
- 誘導ボタンがない
- 顧客管理していない
今作っているフォームで以下の項目が一つでもあれば、要注意。なぜダメなのか、一緒に答えあわせしていきましょう。
ページ遷移が多い
こんな経験ありませんか?
購入ボタンを押したら、会員登録をしなくてはいけないパターン。
ECサイトでよくみかけるパターン
ランディングページ → 商品ページ → カゴ画面 → 会員登録画面 → お届け先の入力 → 支払い選択 → 申し込み確認 → 完了画面
数えてみると、8ステップほどありました…。
なかには、登録が面倒だからあとからにしよう。そのままそのサイトを開かない。こんな風に思う人も少なくなさそうです。
最近ECサイトは、この会員登録のステップがなくそうという動きがあり、shopifyは「チェックアウトフォーム」という機能があり、1ステップで行えるようになっています。
フォームの場合も、入力ミスを教えてくれる機能が標準でついているので、基本は確認画面すら必要ないかなと思っています。
この機能があれば、ページ遷移が減らすことができ、入力の負担が少なくなります。
入力項目が多いもの
ユーザは「入力が嫌い」です
だから、電気量販店はポイントをつけることで、会員登録の壁を下げる工夫をしています。
iphoneでは、クレジットカードをカメラでスキャンすると、自動入力してくれます。
では、ネットではどんなことができるか?
・不要な項目は減らす
・自動入力機能をつかう
まず、不要な項目は減らしてあげるのが吉です。
個人的には、名前とメールアドレス、これがあれば基本問題ないかなと。住所が必要な場合、郵便番号から自動入力できる機能があると、負担が減ります。
誘導ボタンがない
誘導ボタンというのも、これです。
要するに、どの場所にいても、すぐにフォームにたどり着くようにしておく必要があります。
というのも、LPは縦長です。どこにフォームがあるのか、わからないと離脱する可能性があります。
設置する場所としては、
・ヘッダーに配置しておく
・固定にしておくのがベター
・スマホは、フッターがベスト
・セクションごとに置くのアリ
ヘッダーにフッターを固定にしてしまうと、統一感がでない。こういう場合は、セクションごとにボタンを設置しておくのもいいと思います。
どこにボタンを置くか、LPの構成に大きく関係してきます。
このあたりは、別記事にして解説しようと思います。
埋め込み型にしよう
埋め込み型というのは、LPとフォームが一体となっている構成のことをいいます。
離脱の観点でいうと、埋め込み型=ページ遷移がない、こちらがいいと思います。
そして、埋め込み型で推しツールは「contact form7」です
- 設置が簡単
- デザイン調整も楽(比較的に)
- バリデーション機能あり
- 顧客管理もできて
- 自動返信機能もある
ステップメールとして使いたい機能が揃っているんですよね。しかも、フォームツールと違って、デザインが自由にいじれて便利です。
とはいえ、デザイン調整が必須となるので、CSSをいじるのは不安…という方もいるかと思います。
その場合は、googleフォームもありかなと。
リンク遷移型にはなりますが、バナーや色合いをあわせれば、さほど違和感なく使えます。
※埋め込みにしたい方は、このあたりは「」が参考になると思います。
データ管理も大事です
実際に運用してみると、顧客管理もあわせて考えておくと良いと思います。
マーケティング用語でアップセルという言葉があります。
アップセルは、「より高いものを買ってもらうこと」を意味する。目的は、顧客当たりの売上単価の向上。
たとえば、製品のバージョンアップ時や買い換え時などに、より上位の製品やコースを薦めたり、同時に購入する数量を多くしてもらうことで、アップセルを達成できる。
アップセルを達成できると、顧客数を増やすことなく総売上額を増やせる。新規顧客を獲得するのはコストが高くなりがちであるため、顧客あたりの売上単価を向上することは効率の良い売上向上策となる。
参考:Web担 より
売り上げの50%以上がリピーターだといわれており、いかにリピートの単価をあげることが近道だといえます。
そのためには、顧客データの管理が必須です。
メールで管理せずに、エクセルなどにまとめておく。そうすると、すぐにデータを引き出せますし、一斉メールを送るときにも便利です。
ちなみに、アップセルは「まだ購入していない方」にも効果的です。
例えば…
お試し版を「無料」で提供する
「無料であれば、請求してみようかな…」と思ってしまうほど、アップセルは強力です。
ほかにも「資料請求」にして、自動返信機能を資料情報をPDFとして添付しておけば、手間もなくコンバージョン率もあがります。
まとめ
コンバージョンをあげるには、ボタンを押す敷居を下げるのがコツです。例えば、ページ遷移数、入力項目が少なくする方法が効果的です。
その点で考えると、埋め込み型、これがいいと思います。
推しツールは、Contact form7、です。
そして、データ管理、自動入力機能など、ユーザへのアプローチできように作っておきましょう。