独自ドメイン、サブドメイン、サブディレクトリ、それとも、制作ツールから提供されるドメインを使うべきか。
ランディングページのURLどうするか悩んでいる方も多いかと思います。
URLパターンは整理すると、
この中から選ぶわけですが「独自ドメイン」が良いかなと思っています。
もっというと、①か②、このどちらかを選ぶのがベストです。
この記事を書いている人
WEB制作をしているフリーランスです。ワードプレスのテーマやプラグインの開発をしています。最近は「meatup」というLP専用テーマの制作を頑張ってます。
ちなみに、会社員時代はSEOディレクターとして働いており、集客に関してはプロです。
考慮すべき点として「集客面」「運用面」「ブランド面」「費用面」の4つの視点から解説していきます。また過去に行ってきた制作案件の例に、説明していこうと思います。
独自ドメインを使う理由
点数をつけるとすれば…
集客面:
運用面:
ブランディング:
費用面:
一方、wixのドメインの場合、費用面は星5つ。
ですが、ブランディング面が星1つ、運用面も1つですかね。
というのも、ドメイン=屋号、と考えがあります。
wixを使うとなると、ドメインは「〇〇.wix.com」です。
これは間借りしている状態なので、ブランディングという意味では微妙です。
もっというと、集客面にも影響があると思っており、もしかすると、そのままのドメインを使うと、ユーザ獲得に失敗する可能性があると思っています。
リスティング広告では独自ドメインが一般的
次に、集客面をみていきます。
LPの集客といえば、リスティング広告ですよね。
具体的にはここですね。
赤枠で囲っているのが「表示URL」という部分で、集客元のURLになります。
仮に「〇〇.wix.com」というURLだった場合、
こちらをみたとき、どう思いますか?
・wixのサイトだと思う
・名前と広告文が一致してない
・変なページに飛ばされるかも
・クリックしないでおこう
こんな感じでポジティブに感じる人は少なそうです。
クリック率が悪ければ、売り上げにも影響します。
ということで、独自ドメインにしておく方が無難そうです。
※余談
なお「SEOに関してはどうか」というと、LPに関しては考えなくてもよい、というのが自論です。LP単体では上位にあげることはできないからです。
といっても、なにもしないのではなく「商標ワード」を狙うべきかなあと思っています。
ここに関しては、別記事を詳しく書こうと思います。
instagramやYoutubeはどうか
SNSによるSEOに関する誤解として、
・リンクを貼ると順位があがる
・いいねがつくと順位があがる
・RTや拡散されると順位があがる
こちらは「直接影響を与えることはない」とGoogleが名言しています。
被リンク効果が得られない理由として、SNS上でシェアされるリンクには、nofollowが付くようになっています。
nofollowとは、リンク自体を存在させたまま、検索エンジン(クローラー)に対してページの評価を無効にさせる指示を出すことです。
SNSは利用者が多く、また不正に使用されてしまうリスクがある為、検索順位を操作する目的で使用されない様に、nofollowが設置されています。
いくらSNSによる被リンクが増えたとしても、検索エンジンはそれをSEOの評価に加えることはありません。
一方で、SNS経由で気に入ってくれた人が、広げてくれる可能性があります。
が、個人的には広がりづらいだろうなあと思います。LPはプロモーション(宣伝)だからです。
いいねしてくれる人はいるかもですが、RTとなると難しそうだなというのが肌感です。
そう考えると、SNSのために独自ドメインにする必要はありません。
とはいえ、よくよく考えてください。
URLはずっと残ります。
「〇〇.wix.com」で残すより、独自ドメインにしておいたほうが資産になりそうですよね。
※考え方として、リスティングのとき同じどっちのURLの方がクリックされやすいか、と考えるとやはり独自ドメインにしておくべきかなあと個人的には思っています。
サブディレクトリ or サブドメイン
ここでは、運用面について考えていきます。
すでにサイト運用中の場合、サブディレクトリするか、それともサブドメイン、どちらにするか悩んでいる人もいるかと思います。
個人の見解は以下です。
- サブドメインにすべき
- 分けた方が運用しやすい
- 既存に依存する可能性あり
サイトのパワーを受け継げるから、サブディレクトリを選ぶという人もいますが、受け継がなない方がいい場合があります。
例えば、コンボーレートサイトに、サブディレクトリでLPをつくるとします。
会社情報と商品では関連性が低いですよね。
ちなみに、大手はサブドメインを使う場合が一般的です。
noteの場合、
https://note.com
パターン2)note place
https://place.note.com/
パターン3)スマート新書
https://store.note.mu
パターン4)cakes
https://cakes.mu/
ドメインすら違うケースもありました。
コーポレートサイトでは「jpドメイン」を使っています。
https://note.jp
これは余計なパワーを受け継がないという理由のほかに、運用しやすいという利点があります。
例えば、エックスサーバーを使う場合は、とても簡単です。
手順は以下です。
1. サブドメインを登録して、
2. 簡易インストールするだけ、
ログインしたら、サブドメイン設定に移動します
サブドメインの作れたら、次にワードプレスをインストールします。
簡易インストールを使うと便利です。サイトURLに先ほど登録したドメインを選択。
あとはワードプレスにテーマを設置してあげればOKです。
これで、LPの設置の準備は完了です。簡単ですよね。
設置方法
仮に「lp.ichi-kara.com」というURLにするとします。
前提条件は以下です
- すでに運用中のドメインを使う
- 制作ツールを使うことにする
- サブドメイン名は「lp」とする
ちなみに、サブドメイン名に関しての考えは以下です。
URLの利用例)
・商品ページだったら「shop」
・アプリだったら「app」
・商標名を使う場合もあり
こんな感じで、パッとみてすぐ分かる名前にするのがベストです。では、URL名が決まったら、設置していきます。
ここでは「STUDIO」を使った設定方法を説明していきます。
お名前ドットコムを開いたら、ドメイン設定に移動します。
変更したいドメインを見つけたら「DNSレコード」を選択します。
そのまま「次」を押すと上記の画面になります。
・ホスト名 → サブドメイン名 例)shop
・TYPE → A
・VALUE → 35.194.122.208
入力ができたら、追加を押すだけです。
これで、既存サイトを運用しつつ、サブドメインで「studio」を使うことができます。
まとめ
最後に、LPについて関するURLの考えをまとめます。
- 独自ドメインにするべき
- 運用中であればサブドメイン
- SEOはブランド名に注力
いろいろ書きましたが、LPをつくるということは自分の商品を売るわけです。そう考えると、屋号くらいもっておくべきかなと思います。
サブドメインかサブディレクトリで悩んだら、新しくドメインをとってしまうのもアリです。
あとから、リダイレクトかければ、ドメインパワーを引き継いでくれます。
SEOに関しては長くなりそうなので、このあたりはまた別記事で解説しようと思います。
今回は以上です。